wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

THE CATS / FLANAGAN, COLTRANE, BURRELL

当初はアルバムの題名となっている「ザ・キャッツ」の意味がわからなかった。
確かにジャケットには可愛いらしい猫が写っているしタイトルとしてはわかるが、曲目にもそれらしき曲もない。
要するにミュージシャン達を指していたのだ。

一曲目のマイナー・ミスハップはミディアム・アップのマイナー・チューンでフラナガンのオリジナル。
コルトレーン、バレル、シュリーマンフラナガンとそれぞれが伸び伸びとソロを取っている。

二曲目のハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーンゴーイング・オンはガーシュインの曲で唯一トリオでしっとりと演奏している。

三曲目のエクリプソはフラナガンがトリオの曲として書いたものだ。
ピアノ・トリオの「トミー・フラナガン・コンプリート・オーバーシーズ」は名盤中の名盤だ。

四曲目のソラシウムは一曲目のマイナー・ミスハップと同じようなマイナー曲だが、4人のソロイストが思う存分持ち味を発揮している。

最後のトミーズ・タイムはスローテンポでブルージーな曲だが、ソウルフルで情緒深いナンバーを典型的なブルースマンと言われているワトキンスを始め全員が好演している。

イメージ 1(1)マイナー・ミスハップ
(2)ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーンゴーイング・オン?
(3)エクリプソ
(4)ソラシウム
(5)トミーズ・タイム

演奏者:
トミー・フラナガン(ピアノ)
ジョン・コルトレーン(テナーサックス)
アイドリース・シュリーマン(トランペット)
ケニー・バレル(ギター)
ダグ・ワトキンス(ベース)
ルイ・ヘイズ(ドラム)

録音:4月18日、1957年