wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

THE CATS / FLANAGAN, COLTRANE, BURRELL (2)

イメージ 11. Minor Mishap
2. How Long Has This Been Going
  On?
3. Eclypso
4. Solacium
5. Tommy's Tune

【Personnel】
Tommy Flanagan (piano)
John Coltrane (tenor sax)
Idrees Shulieman (trumpet)
Kenny Burrell (guitar)
Doug Watkins (bass)
Louis Hayes (drums)

Recorded in Hackensack, NJ, on April 18, 1957.


このアルバムは2007年3月10日に一度取り上げているものだが、最近プレスティッ

ジのコルトレーンを聴いていることから、再び久しぶりに引っ張り出して聴いて見ること

にした。


ニックネーム:Traneトレーンさんのブログ:
http://ameblo.jp/lm199781/entry-10010910989.html

によると、コルトレーンは1957年4月18日(木)、19日(金)、20日(土)の

3日間連続でプレスティッジへの録音を行なっていたようだ。

18日(木)がトミー・フラナガンの本作品、19日(金)がマル・ウォルドロン

『Mal-2』、『The Dealers』、20日(土)が『Dakar / Prestige All Stars』という具

合だ。


っということで、このアルバムはトミー・フラナガンがリーダーでの録音だが、この猫達

のジャケットからでは誰がリーダーなのか分からない。しかも、トミー・フラナガン・ト

リオにテナー・サックスのジョン・コルトレーン、トランペットにアイドリース・シュリ

ーマンの2管、更にギターのケニー・バレルを配し、セクステットにしたところがトミフ

ラの憎いところで、それだからこそ聴き手を飽きさせないし、しかもリラックスさせてし

まう魔力がある。


全5曲の内4曲をトミフラ作曲のオリジナルを持って来ているし、相当な意気込みである

ことがわかる。特に2曲目の『HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON?』のみ

ピアノ・トリオ演奏で、しっとりとバラードを謳い上げており、時折顔を覗かせるトミフ

ラのアドリブも聴きごたえがある。


何といっても、11分56秒にもおよぶ5曲目の『TOMMY'S TUNE』に注目してしまう

のは私だけだろうか?

若くし亡くなったダグ・ワトキンスのベースを思う存分にフィーチャーしており、ここに

もトミフラの熱い情熱を感じざるを得ない。