wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

ザ・コンプリート・オーヴァーシーズ+3 ~50ス・アニバーサリー・エディション~

イメージ 1(1) リラクシン・アット・カマリロ
(2) チェルシー・ブリッジ
(3) エクリプソ
(4) ダラーナ(テイク3)
(5) ベルダンディ(テイク1)
(6) ウィロー・ウィープ・フォー・ミー
(テイク2)
(7) ビーツ・アップ
(8) スコール・ブラザース
(9) リトル・ロック
(10) ダラーナ(テイク2)
(11) ベルダンディ(テイク2)
(12) ウィロー・ウィープ・フォー・
ミー(テイク1)
(13) チェルシー・ブリッジ(テイク1)
(14) ダラーナ(テイク1)
(15) チェルシー・ブリッジ(テイク2)

【パーソネル】
トミー・フラナガン(piano)
ウィルバー・リトル(bass)
エルヴィン・ジョーンズ(drums)

1957年8月15日、ストックホルムにて録音


前回、フラナガンコルトレーン、バレルが競演した『ザ・キャッツ』をアップしたが、

そのつながりで、今回はトミー・フラナガン・トリオの『ザ・コンプリート・オーヴァー

シーズ+3』にやっとこぎつけることが出来た。

この『オーヴァーシーズ』盤は言うまでもなく超有名なアルバムであって、もう50年以

上も愛聴されている名盤である。また、日本ではスィング・ジャーナル誌上第一回目の栄

えあるゴールド・ディスク大賞を受賞している。


それが、最終完全版として新たに3曲が追加されて2007年にリリースされたアルバム

がこの『ザ・コンプリート・オーヴァーシーズ+3 ~50ス・アニバーサリー・エディショ

ン~』である。


何はともあれ、1曲目の「リラクシン・アット・カマリロ」から始まるトミー・フラナガ

ン・トリオの演奏にうっとりとさせられてしまう。これぞピアノ・トリオの真髄とでも表

現したいほどの包容力があり、15曲で65分41秒という長い時間があっという間に過

ぎてしまった。


それはトミー・フラナガンの流暢なピアノプレイもさることながら、ウィルバー・リトル

のベースワークとエルヴィン・ジョーンズのドラム捌きが、出しゃばることもなく互いに

補完しあいながらエネルギッシュに上り詰め、三位一体となっているところが評価される

ところだろう。