wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ / ライブ・イン・ジャパン1961




最近、ジャズのDVDを観るようにしているが、昔撮っておいたビデオテープも鑑賞しながら整理してみた。

音質は別として画質が良いものを保管しようと考えていたが、ほとんどの画質が観られたものではないことがわかった。それもそのはず、もともと古い映像を録画したテープだったし、沢山撮れるように3倍速で録画したからだ。


その中で意外と画質のよかった「アート・ブレーキージャズ・メッセンジャーズ」の来日公演を録画したものがあったので、じっくりと観てみることにした。

これは1961年1月11日にTBSテレビスタジオで演奏したものを録画したようだが、当時のリラックスしたアート・ブレイーキーや少々緊張気味のウェイン・ショーターリー・モーガンヤマハのピアノを爽やかに弾いているボビー・ティモンズ、乗りのりのジミー・メリットなどの映像を堪能できるのがよい。

当時来日した時のショーターは27歳、モーガンは22歳。若さに物を言わせたエネルギッシュな演奏が、さぞかし当時の日本の聴衆を満足させたことだろう。特にリー・モーガンのはちきれんばかりの奏法には驚かされた。一方のウェイン・ショーターはというと、地味だが落ち着いた演奏はコルトレーンを髣髴させるようだ。

ボビー・ティモンズは作曲家としても有名だが、流れるようなピアノ演奏も見ごたえがある。また、縁の下の力持ちとして落ち着いて淡々と演奏しているジミー・メリットもソロになった時のテクニックは凄い。後ろの原信夫が感心して観ているところがビデオに表れているところなどは必見である。


それにしても、演奏だけではなく映像によるテクニックを観られるのが何よりグーだし、
49年経って画質は色あせてしまったが、それぞれの演奏にみずみずしさを感じられるのが最高だ。


(1961年1月11日、TBSテレビスタジオにて録画)




イメージ 1disc-1
1.ザ・サミット
2.そよ風と私
3.ブルース・マーチ
4.モーニン
5.イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン
disc-2
6.ネリー・ブリー
7.ダット・デア
8.ラウンド・ミッドナイト
9.チュニジアの夜
10.ザ・テーマ


<ミュージシャン>
アート・ブレーキー(ds)
リー・モーガン(tp)
ウェイン・ショーター(ts)
ボビー・ティモンズ(p)
ジミー・メリット(b)

このCDは2枚組みで、1961年1月2日、大手町サンケイホールでのライヴ録音