これは今から9年前に投稿した記事だが、今また聴き直しているので、再度アップしてみたい♬♬
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1. BIRK'S WORKS
2. LADY BE GOOD
3. LOVER MAN
4. SWINGIN'*
5. HALLELUJAH
6. BEEF STEW BLUES*
7. IF YOU COULD SEE ME NOW*
8. 36-23-36
2. LADY BE GOOD
3. LOVER MAN
4. SWINGIN'*
5. HALLELUJAH
6. BEEF STEW BLUES*
7. IF YOU COULD SEE ME NOW*
8. 36-23-36
≪PERSONNEL≫
TINA BROOKS (ts)(#1,2,3,4)
KENNY BURRELL (g)
BOBBY TIMMONS (p)(#1,2,3,4)
ROLAND HANNA (p)(#5,6,7,8)
BEN TUCKER (b)
ART BLAKEY (ds)
Recorded on August 25, 1959
このアルバムはその当時のジャズ・レーベル、ブルー・ノートの専属ジャズ・ギタリストだったケニー・バレルのリーダー作で、しかも取り巻きも超一流のメンバーでのライヴ録音だっただけに、否が応でもその盛り上がりに興奮してしまった。
一曲目の「バークス・ワークス」はMCの曲紹介から始まるが、ライヴの始まりにふさわしい雰囲気の盛り上がりを暗示させる。
堅実なブレイキーのドラミングを背景に、ケニー・バレルのギター、ティナ・ブルックスのテナー、ボビー・ティモンズのピアノが炸裂して各自のインプロヴィゼーションが思う存分堪能できる。9分15秒に渡る演奏だが、あっと言う間の演奏だと感じてしまうほど。これは聴き応えがある。もっと聴きたい。
二曲目の「レディー・ビー・グッド」はテンポの速い演奏となるが、バレルの軽快な演奏の後にブルックスのテナー、ティモンズのピアノが続く。最後にまたバレルのギターで締めくくられる構成はまったく一曲目と同じだ。
三曲目の「ラヴァー・マン」はしっとりとしたバラードをバレルのギターとティモンズのピアノが絡み合って絶妙に謳い上げている。やはりバレルもティモンズもグルーヴィーな謳い方は上手い。
四曲目の「スウィンギン」はまたMCの曲紹介から始まる。
ブルックスのテナーが静かにメロディーを奏でると、すかさずバレルのギターがブルージーな熱い演奏で後追いをする。続いてティモンズの流れるようなピアノが続き、バレル、ブレイキー、ブルックス、ティモンズと入り乱れての演奏に入りエンディングを迎える。
ブルックスのテナーが静かにメロディーを奏でると、すかさずバレルのギターがブルージーな熱い演奏で後追いをする。続いてティモンズの流れるようなピアノが続き、バレル、ブレイキー、ブルックス、ティモンズと入り乱れての演奏に入りエンディングを迎える。
五曲目の「ハレルヤ」からピアニストがローランド・ハナに替わっての演奏だ。
ローランド・ハナのピアノ・タッチは力強くティモンズとは比べようが無い。
ローランド・ハナのピアノ・タッチは力強くティモンズとは比べようが無い。
バレル、ローランド・ハナと流暢なテンポの速い演奏が続くが、圧巻はやはり何と言ってもブレイキーのドラミングだろう。的確なシンバルを刻みながらの太鼓は「ナイヤガラの滝」と言われる所以ではないだろうか。
これはいける。
これはいける。
六曲目の「ビーフ・シチュー・ブルース」は面白いネーミングだが、バレルとローランド・ハナとのバトル交換が聴きものだ。
七曲目の「イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ」はしっとりとした曲で、バレルとハナとのインタープレイが堪能できるが、バックでしっかりとリズムを刻んでいるベン・タッカーのベースも聴き逃せないだろう。
最後の曲となる「36-23-36」はバレルのオリジナル曲となるが、静かな中にバレルとハナとの丁々発止のやり取りがたまらない。