wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

KEITH JARRETT AT THE BLUE NOTE (2)

イメージ 11. Autumn Leaves
2. Days Of Wine And Roses
3. Bop-Be
4. You Don't Know What Love Is/Muezzin
5. When I Fall In Love                                          【Personnel】
Keith Jarrett(p)
Gary Peacock(b)
Jack DeJohnette(ds)

Recorded at the Blue Note, New York on June 4th, 1994



最近、キース・ジャレット・トリオ(スタンダーズ)のCDを聴くようになっているが、今回は1994年6月の週末にニューヨークのジャズクラブ『ブルー・ノート』で開かれたコンサートのライブ録音を聴いた。

タイトルに『KEITH JARRETT AT THE BLUE NOTE SATURDAY, JUNE 4TH 1994
1ST SET』とあるのでおかしいとは思ったが、案の定、これは当時(6月3~5日)演奏された全38曲を6枚のアルバムに収めたうちの一枚目にあたるようだ。

全然知らなかった。


さて、前回のアルバム『チェンジレス』もそうだが、このトリオの表現するインプロヴィゼーションはいつもながら驚嘆する。これは主役のキース・ジャレットの技量もさることながら、それを前面に押し出しながらそれに呼応するベースのゲイリー・ピーコックとドラムスのジャック・デジョネットのバッキングが、つかず離れずの距離感を持って良いハーモニーを醸し出していることからきているのだろう。さしずめ阿吽の呼吸とでもいうのだろうか、それぞれのグルーヴ感が一体となっているからだろう。


それはキース・ジャレットの唸り(叫び?、祈り?)を聴けば一目瞭然だろう。気持ちの高揚感の表れであるあの唸りが出てしまえばもうこちらのものだ。

もうじっくりと音に耳を傾けるしかない。


それにしても、あのピアノの単音の素晴らしさはなんだろうか?
一音一音がしっかりしていてすごくクリヤーに聴こえるし、すごく壮言に聴こえてしまう。