#1. live recorded at Denver on October 14, 1987
#2. live recorded at Dallas on October 11, 1987
#3. live recorded at Lexington on October 9, 1987
#4. live recorded at Houston on October 12, 1987
#2. live recorded at Dallas on October 11, 1987
#3. live recorded at Lexington on October 9, 1987
#4. live recorded at Houston on October 12, 1987
このアルバムは全曲がキース・ジャレットのオリジナルを取り上げていて、なかでも淡々
と同じフレーズを繰り返す『ダンシング』は、ピーコックのベースをバックにまるでキー
スのソロかと思わせるほどに、キースの世界に飲み込まれていく盛り上がりをみせる。
と同じフレーズを繰り返す『ダンシング』は、ピーコックのベースをバックにまるでキー
スのソロかと思わせるほどに、キースの世界に飲み込まれていく盛り上がりをみせる。
次の『エンドレス』は、物静かなイントロから始まり、エンドレスな波打ち際に打ち上げ
る波の音のようにディジョネットのドラムがからんでくる静かな曲だ。時折聴こえてくる
キースの唸り声は、この静かなるなかでの気持ちの高揚を感じさせている。ベースとピア
ノの絡みも絶妙に魅せてくれており、15分の超大作となっている。
る波の音のようにディジョネットのドラムがからんでくる静かな曲だ。時折聴こえてくる
キースの唸り声は、この静かなるなかでの気持ちの高揚を感じさせている。ベースとピア
ノの絡みも絶妙に魅せてくれており、15分の超大作となっている。
3曲目の『ライフライン』は、トリオの息がぴったりと合っていてまさに神々への祈りを
感じざるを得ない。それだけ曲への崇高さを感じる。特にピーコックのベースを前面に押
し出してのピアノとドラムの掛け合いは究極の極みだ。
感じざるを得ない。それだけ曲への崇高さを感じる。特にピーコックのベースを前面に押
し出してのピアノとドラムの掛け合いは究極の極みだ。
最後は『エクスタシー』へと導いてくれるが、キースの不協和音連打とピーコックのベース、それにディジョネットの控えめだが確実なドラムが絡み合い渾然一体となって我々を魅了するハーモニーは、真に最強のピアノ・トリオと賞賛される所以だろう。