チェット・ベイカーは1929年から1988年に渡り、アメリカ西海岸で活躍したトランペッターだが、いわゆる『ウェスト・コースト・ジャズ』とか『クール・ジャズ』などと呼ばれており、バリトン・サックス奏者のジェリー・マリガンやアート・ペッパーなどと共に白人ジャズの全盛期を築いたミュージシャンである。
この10枚組には全204曲が収められており、私みたいにチェット・ベイカーの代表曲の入ったCDぐらいしか持っていない者にとっては貴重な10枚組となっている。
1988年に58歳の若さで亡くなったチェット・ベイカーを偲んでこの10枚組をじっくりと聴いてみたい。