一夜城というと秀吉の墨俣一夜城が有名だが、何を隠そう我が家の庭でもしょっちゅう一
夜城を見かけることがある。
その一夜城はすごく均整のとれたとっても精巧なもので、壊すのはもったいないと思うく
らい実にしっかりとした造りになっている。
しかし、これらを壊すのもまた快感であり、次にまた出来上がるだろう新しい一夜城への
期待があるのも本音だ。
一度この一夜城に入り込んでしまうと二度とは戻って来れなくなり、しまいには完全に成
仏せざるを得ない状態に追い込まれる。しかし、これが自然の理りであり、自然のサイク
ルの中で当然起こるべくして生じる事象であることは疑いもない。
その一夜城をいとも簡単に陥落させてしまう嫌な人間様がいることを、そこのご主人様は
ご存知なのだろうか?
「朝〇〇、夜〇〇」と言われていて、「朝〇〇は縁起が良く神棚にお供えしなさい、夜〇
〇は不吉だから殺してしまいなさい」などと言われてきたが、実際面と向かうと気持ち悪
いのが本音だ。
それにしても、たった一日でこの一夜城を造ってしまう○○の技術はたいしたものだ。人
間界ではもう3箇月も経っているのにまだ十分な仮設住宅も出来ていない。
ここ一番〇〇の技術を拝借してみてはいかがだろうか?
さあ、これから毎日〇〇との戦いが始まるのだ。