wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

スタン・ゲッツ・プレイズ+1(2)

イメージ 11. 星影のステラ
2. タイム・オン・マイ・ハンズ
3. ティズ・オータム
4. 今宵の君は
5. 恋人よ我に帰れ
6. 身も心も
7. アラバマに星落ちて
8. 私に頼むわ
9. サンクス・フォー・ザ・メモリー
10. ヒム・オブ・ジ・オリエント
11. ジーズ・フーリッシュ・シングズ
12. ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン

【パーソネル】
スタン・ゲッツ(ts)
ジミー・レイニー(g)
デューク・ジョーダン(p)
ビル・クロウ(b)
フランク・イソラ(ds)

1952年12月12日、29日ニュー・ヨークにて録音



スタン・ゲッツのこのアルバム「スタン・ゲッツ・プレイズ+1」を取り上げるのは、これで二回目となるが、やっぱり何回取り上げても良いアルバムであることは確かだ。


全12曲のうち#10がジジ・グライスのオリジナルだけで、あとはいわゆるスタンダードを取り上げていて、そのスタンダードも丁寧に歌い上げており、スタン・ゲッツの生真面目さが伺い知れる最高のアルバムとなっている。


それがこのジャケットに如実に表れているではないか。子供にキスをされているのだろうか、何かを耳打ちされているのだろうか、この微笑ましい写真からしてゲッツの人となりを表現していると言ってよいだろう。


このアルバムは、スタン・ゲッツ・カルテットにギターのジミー・レイニーを迎えたクインテットでの演奏となっているが、彼のメロディーを重視するクール・ジャズから60年代のボサノヴァに傾倒するまでの過渡期の円熟した演奏が堪能できる良い作品である。