wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

森山威男カルテット/ライヴ・アット・ラヴリー

イメージ 1
1.サンライズ
2.渡良瀬
3.エクスチェンジ
4.ハッシャバイ
5.グッバイ


<演奏>
森山威男(ds)
板橋文夫(p)
井上淑彦(ts)
月英明(b)


1990年12月28、29日名古屋Jazz inn LOVELYにて録音



のっけからリーダー森山威男氏の力強く迫力のあるドラムで始まった「サンライズ」は、そのタイトル通り一日の幕開けに相応しい生き生きとした曲となっている♪


特に井上淑彦氏のテナーサックスの響きは躍動感が溢れ、まるで前衛的な乗りを見せ付けて圧倒される♪


全5曲のうち4曲をピアニスト板橋文夫氏のオリジナルで固めており、リーダー兼プロデューサー森山威男氏と板橋文夫氏との特別な関係を垣間見ることが出来る♪


2曲目の「渡良瀬」は、その情景を余すところなくしっとりと表現しており、特に板橋文夫氏の美しいピアノが効いていて、何かノスタルジックな思いを感じさせるスローバラードになっている♪


3曲目は収録時間が20分47秒に渡る大作であるが、一糸乱れぬカルテット演奏にのめり込んで時間を忘れ、あっという間の素晴らしい演奏を堪能した♪


4曲目の「ハッシャバイ」は森山威男氏のライヴでは定番になっているようだが、井上淑彦氏のテナーから板橋文夫氏のピアノ、望月英明氏のベース、森山威男氏のドラムから井上淑彦氏のテナーに戻るまでのソロをフィーチャーして、かなり聴き応えのある演奏となっている♪


最後の曲「グッバイ」は板橋文夫氏のピアノを中心に構成されており、別れの辛さをあっさり?と表現しているのがいい♪


1990年に7年振りにライヴ演奏を録音した、森山威男カルテットの演奏はすばらしいもので、これからもしょっちゅう聴いてみたい一枚となった♪