ジョン・コルトレーン / ソウル・トレーン

1. グッド・ベイト
2. アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー
3. ユー・セイ・ユー・ケア
4. テーマ・フォー・アーニー
5. ロシアの子守唄

＜パーソネル＞
ジョン・コルトレーン（ts）
レッド・ガーランド（p）
ポール・チェンバース（b）
アート・テイラー（ds）

１９５８年２月７日、ニュージャージーハッケンサックにて録音

このアルバムはジョン・コルトレーンがプレステッジ・レーベル時代に録音した最高傑作と呼ばれている作品だが、久し振りに聴いてみて納得した次第だ。そういえば、スイングジャーナル選定「ゴールドディスク」にも輝いている。

全５曲のうち２曲目の「アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー」、４曲目の「テーマ・フォー・アーニー」のバラードは、コルトレーンの楽歴を代表する名演とされている。
もう、うっとりとしてしまう。

更に、マイルズ楽団リズム・セクションの完璧なまでのバッキングに、コルトレーンの野太いテナーがからんで伸び伸びと歌い上げている。これにはもう完璧に降参だ。

５曲目の「ロシアの子守唄」は、息もつけないくらいの速度で吹いているコルトレーンのこれぞ真骨頂と言われるサウンドがたまらない。これぞシーツ・オブ・サウンドと言われる演奏方法なのか。