1. ウィロー・ウィープ・フォー・ミー(ベイビー・フェイス・ウィレット) |
2. クール・ブルース(ルー・ドナルドソン・フィーチャリング・ベイビー・フェイス・ウイレット) |
3. プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラヴ(ジミー・スミス) |
4. ブルース・イン・ザ・フロント・ルーム(フレディ・ローチ) |
5. ア・ロング・デイズ・ナイト(ジミー・マグリフ) |
6. ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド(スタンリー・タレンタイン・フィーチャリング・シャーリー・スコット) |
7. アルフィーのテーマ(ジョン・バットン) |
8. モンクス・ドリーム(ラリー・ヤング) |
9. オン・ブロードウェイ(ルーベン・ウィルソン) |
10. グルーヴィン(ブラザー・ジャック・マクダフ) |
11. ダウン・ホーム・ファンク(リチャード・グルーヴ・ホルムズ) |
12. スラウチン(ロニー・スミス) |
そう言えば忘れかけていたが、私がジャズ・オルガンに接するようになったきっかけを作ってくれたのが、このピーター・バラカン監修のコンピレーション・アルバム「ソウル・フィンガーズ」だったように思う。
グラント・グリーンのギターを聴きながら、ギターとオルガンの相性が何と良いのだろうとは考えていたが、その考えを確固たるものにしてくれたのがこの「ソウル・フィンガーズ」だった。
オルガンと言ったら、教会で演奏される地味な楽器ぐらいとしか考えていなかった私に、ある意味の強烈な衝撃を与えたのもこのアルバムで、深く入り込んで行けば行くほどその感動が広がって新しい発見につながった。
それにしても、このマイナー(?)なオルガンを演奏したミュージシャンが沢山いたもんだと感心させられる。このマイナーな楽器を一躍メジャーにしたのがジミー・スミスだということは知られているが、これほどまでに沢山のオルガニストがいたことは意外と知られていないのではないだろうか?
そういった意味で、このコンピレーションアルバムは様々なミュージシャンのオルガンを楽しめると同時に、オルガンと相性の合うギター、サックスなど十分に楽しめること請け合いだ。
ソウルフルでブルージーな雰囲気にのめり込みたいのなら、是非ともこのアルバムを聴き込んで欲しい。