1. Slings And Arrows |
2. Midnight Voyage |
3. Song For Bilbao |
4. Beau Rivage |
5. African Skies |
6. Introduction To Naked Soul |
7. Naked Soul |
8. Willie T. |
9. Cabin Fever |
【Personnel】
Michael Brecker (tenor saxophone)
Pat Metheny (guitar, synth guitar on track 3)
Jack DeJohnette (drums)
Dave Holland (bass)
Joey Calderazzo (piano)
McCoy Tyner (piano on tracks 3 & 5)
Don Alias (percussion on tracks 3 & 5)
Recorded and release in 1996.
マイケル・ブレッカーのアルバム「テールズ・フロム・ザ・ハドソン」を聴いてみた。
このアルバムはマイケル・ブレッカーのリーダー作品としては4作目になり、特筆されるのは3曲目と5曲目にピアノのマッコイ・タイナーとパーカッションのドン・アライアスを迎えていることだ。
ウィキペディアのマイケル・ブレッカーを覗いてみると、彼のリーダーアルバムは10作品あるようだが、ブレッカー兄弟を加味すると19作品となるようだ。
2007年1月13日に白血病で死去してしまったのは残念だが、57年間という短い音楽活動においてはリーダーアルバムを始め、ジャンルにとらわれることなく、積極的に幅広くあらゆるミュージシャンとの共演を果たし、これほどまでに密度の濃い音楽活動をした演奏家は後にも先にも見当たらないだろう。
ジョン・コルトレーンを敬愛してやまないマイケル・ブレッカーは、マッコイ・タイナーのアルバム「インフィニティ」で共演してコルトレーンを意識した演奏を聴かせてくれているが、逆にこのアルバムでは3曲目と5曲目とにマッコイ・タイナーを迎え入れており、その円熟した重厚なピアノを聴けるのが嬉しい。
また、サイドメンと言っては失礼だが、ギターのパット・メセニー、ベースのデイブ・ホランドやドラムスのジャック・デジョネットの活き活きとした演奏も楽しめるし、マッコイ・タイナーに隠れがちだがピアノのジョーイ・カルデラッソも溌剌とした演奏をしている。
このアルバムは聴きどころと同時に聴かせどころの多いアルバムであることは確かだ('∀`)