wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

ニューヨークの秋 (2) / ジョー・スタッフォード

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1. ニューヨークの秋
2. 煙が目にしみる
3. ホーンティド・ハート
4. イフ・アイ・ラヴド・ユー
5. イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト
6. 魅惑の宵
7. ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス
8. 恋をしたみたい
9. メイク・ビリーヴ
10. スルー・ジ・イヤーズ
11. ベスト・シングス・イン・ライフ・アー・フリー
12. サムタイムズ・アイム・ハッピー

【Personnel】
ジョー・スタッフォード(vo)
ポール・ウェストン楽団(演奏)

1955年3月録音


ジョー・スタッフォードのアルバムといえば、『ジョー・プラス・ジャズ』があまりにも有名だが、それに勝るとも劣らないアルバムがこの『オータム・イン・ニューヨーク』だ。

彼女の歌声はよく「トランペット・ヴォイス」、「ヴェルヴェット・ヴォイス」、「ホームシック・ヴォイス」などと表現されていると聞くが、私にはまだわからない。

このアルバムに限っては少し哀愁を含んだハスキー・ヴォイスで、表現力に富んだ歌唱力のある歌声で実に丁寧に歌い上げていることで好感が持てる。

山口弘滋氏のライナー・ノーツによれば、実は彼女はジャズ・シンガーではなく、ポピュラーやカントリー&ウェスタン、トラディショナルなフォーク・ソング、宗教歌やさらにはブルースなど幅広い歌をこなせる歌手だったそうだ。

もともと実力のある歌手がジャズを歌ったわけだから、上手いのも当然だが、彼女独特の歌い方(ロング・フレージング歌唱)を確立したことでさらに人気を博したことは間違いない。