Live at Club Mozambique / Grant Green

1. Jan Jan
2. Farid
3. Bottom of the Barrel
4. Walk on By
5. More Today Than Yesterday
6. One More Chance
7. Patches
8. I Am Somebody

Personnel:
Clarence Thomas (soprano sax, ts)
Houston Person (ts)
Grant Green (g)
Ronnie Foster (organ)
Idris Muhammad (ds)

Recorded live on January 6 & 7, 1971 at Club Mozambique, Detroit, MI

ＣＤの帯解説を見ると、
「７１年に録音された幻の未発表ライヴ音源がついに登場！
グリーンのファンク・フィーリングが最も熱く燃えたぎるブルーノート屈指のライヴ録音！」とある。

これまでグラント・グリーンは好んでよく聴いて来たが、実を言うとライヴ盤は持っていなかった。
今回たまたま中古ＣＤ屋さんで見つけたこのライヴ・アルバムだが、結構人気のあるアルバムだと知る由も無かった。

さて演奏内容だが、ライヴ録音だということでクラブの雰囲気やその臨場感を感じることもそうだが、演奏者全員がノリノリで息が合ってうねるようなグルーヴ感を醸し出していることが分かる。

特にヒューストン・パーソンのテナー・サックスはファンキーさに満ち溢れたダンサブルな演奏となっているところが好きだ。ファンキーおじさんのルー・ドナルドソンを思い出してしまった。クラレンス・トーマスのソプラノ・サックスもファンキーさを更に盛り上げていて聴きやすいアルバムとなっている。

ロニー・フォスターのオルガンとアイドリス・ムハマッドのドラミングもグリーンのギターとあいまって、まさに「ブルーノート屈指のライヴ録音」にふさわしい作品となっている。