wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

ザ・グレイト・ジャズ・トリオ / 星影のステラ

イメージ 11. スイート・ジョージア・ブラウン
2. 星影のステラ
3. オールド・フォークス
4. ソング・フォー・マイ・ファーザー
5. イン・ア・メロウ・トーン
6. アイム・オールド・ファッションド
7. 四月の思い出
8. ディープ・イン・ア・ドリーム
9. スクラップル・フロム・ジ・アップル
10. トラヴェリン・ライト


<パーソネル>
ザ・グレイト・ジャズ・トリオ
 ハンク・ジョーンズ(p)
 ジョン・パティトゥッチ(b)
 オマー・ハキム(ds、ヴォーカル #4)

スペシャル・ゲスト:
 渡辺貞夫(as、#2,3、6,8)

2006年9月4日、ソニーミュージック乃木坂スタジオ録音


私は渡辺貞夫がザ・グレイト・ジャズ・トリオと共演して録音したアルバム「アイム・オールド・ファッションド」や「バード・オブ・パラダイス」があることを知らなかった。

実はこのアルバム「星影のステラ」の小川隆夫氏のライナーノーツを読んで初めて知ったことだが、当時40歳代のナベサダも当代一流のジャズ・トリオと共演できたことは世界のナベサダと言える所以であろう。「アイム・オールド・ファッションド」や「バード・オブ・パラダイス」は後ほど聴く事にして、今回は「星影のステラ」を聴いてみた。

全10曲のうち4曲に参加しているナベサダだが、30年振りに共演した喜びが演奏全体からあふれ出している様子がうかがい知れるのはうれしい限りだ。

よくジャズの即興演奏は決して同じものが無いと言われているが、観客の前で気分良く乗り乗りになるライヴ演奏と同じような雰囲気を醸し出しているから不思議だ。それもそのはずで、この録音日の前日は東京ジャズ祭で共演している。

日本が生んだ偉大なる名アルト・サックス奏者渡辺貞夫のバラードを聴いて、秋の夜長を少しでも楽しみたいものだ。

それに、ファンキーおじさんホレス・シルバーのオリジナル曲「ソング・フォー・マイ・ファーザー」をビバップ風に弾いているハンク・ジョーンズやヴォーカルを披露しているドラマーのオマー・ハキムの歌声が妙に合っているところが面白い。