wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

BOOKER LITTLE / ブッカー・リトル

イメージ 11. オープニング・ステイトメン
2. マイナー・スイート
3. ビー・ティーズ・マイナー・プレア
4. ライフズ・ア・リトル・ブルー
5. ザ・グランド・ヴァルス
6. フー・キャン・アイ・ターン・トゥ

<パーソネル>
ブッカー・リトル(tp)
トミー・フラナガン(p)
ウィントン・ケリー(p)(#3,4のみ)
スコット・ラファロ(b)
ロイ・ヘインズ(ds)

1960年4月13、15日ニューヨークにて録音


久し振りにタイム2000シリーズのブッカー・リトルを聴くことが出来た。

収められている全6作品のうち、リトルの作曲した5作品を収録したことも興味深いところであるが、当時若手の天才といわれたブッカー・リトルとべースのスコット・ラファロが共演しているところがすばらしい。

朗々と歌い上げるリトルのトランペットが向かって右側のスピーカーから、ラファロのベースが左側のスピーカーから聞こえてくる。当代一流の演奏を堪能できるアルバムとなっている。

ライナーノーツを書いている青木和富氏によれば、それぞれの時代に夭折者がいるという。

40年代初頭・・・チャーリー・クリスチャン(ギター)
         ジミー・ブラントン(ベース)
50年代前半・・・クリフォード・ブラウン(トランペット)
60年代・・・・・ブッカー・リトル(トランペット)、スコット・ラファロ(ベース)

ブッカー・リトル・・・・・・23歳
スコット・ラファロ・・・・・25歳
クリフォード・ブラウン・・・25歳

「もしこれらの天才ミュージシャンたちが生きていたら、ジャズはどんな風に変わっていただろうか」という思いをかきたてられるとも言っている。