wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

ライヴ・アット・アレイ・キャット/キャップ=ピアース・ジャガー・ノート

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1. A Jug Or Not
2. Queer Street
3. It Might As Well Be Spring
4. Candy Bar
5. Cat Nap
6. I Let A Song Go Out Of My Heart
7. Spring Is Here
8. Street Of Dreams
9. Never Make Your Move Too Soon

  
<Personnel>
Frank Capp (drums)
Nat Pierce (piano)
and Juggernaut Orchestra
Ernestine Anderson (vocal)
 
Recorded Live at The Alley Cat Bistro, Culver City, CA June 1987
 
 
このアルバムはフランク・キャップ、ナット・ピアース率いるジャガー・ノート・ビッグ・バンドの、コンコルド・レーベルにおける第4作目の作品にあたる。  
 
私は第1作目の「ジャガーノート」はLPで、そしてこの第4作目の「ライヴ・アット・アレイ・キャット」をCDで持っているが、残念ながら第2作目の「ライヴ・アット・ザ・センチュリー・プラザ」と第3作目の「ストライク・アゲイン」は持っていないので、是非とも取り揃えて聴いてみたい。
 
1975年に西海岸で結成されたジャガーノートは、ドラマーのフランク・キャップとピアニストのナット・ピアースが双頭リーダーを務めるビッグ・バンドで、いわゆるベイシー楽団の影響を色濃く残しながら、更にビッグ・バンドを進化させた伝統的なサウンドを生み出している。
 
このアルバムの後半では、女性ヴォーカリストのアーネスティン・アンダーソンをフィーチャーしており、彼女の魅力とライヴの魅力を最大限に引き出している。
 
私はこのアーネスティン・アンダーソンの歌声を初めて耳にしたが、ビッグ・バンドをバックに堂々とした歌い方やその表現の仕方などに非常に感銘を受けた。
 
特に、このアルバムラストの曲となる「ネヴァー・メイク・ユア・ムーヴ・トゥー・スーン」などは、10分半近くにも及ぶ長いヴァージョンだが、喋りに近いラップを取り入れたダイナミックな歌い方にすっかり感激してしまった。
 
また新たな女性ヴォーカルを見つけた、そんな嬉しい気分にさせてくれたアルバムである。