日本人、いや千葉県人にもまったくと言って良いほど知られていない、波を彫らせては天下一と言われた通称「波の伊八」(武志伊八郎信由)の欄間彫刻と北斎名画が、千葉県いすみ市荻原の東頭山 行元寺(とうずさん ぎょうがんじ)で特別公開されています。
この行元寺には一度行ったことはあるのですが、これほどまでに由緒あるお寺だったことと、波の伊八については恥ずかしながら知りませんでした((*´д`*)
当然、写真撮影は禁止ですから写真は撮れませんでしたが、いただいたパンフレットから記事の一部をご紹介したいと思います。
これはいただいたパンフレットの表紙を飾っているものですが、北斎「神奈川沖浪裏」の原景は波の伊八「波に宝珠」にあると言っている(´∀`*)
パンフレットによると、それまでの波の絵はこのように立体的ではなく、両者ともに覗き画法(波の裏を下から覗いている)と点描法(波しぶきを点で描いている)で得意を極めた堤等琳の影響を強く受けているとも言っている。
そう言われれば、確かに北斎の「神奈川沖浪裏」は波の伊八の「波に宝珠」に瓜二つだ!!
また、幻の名工 高松又八作の日本一の「大葵紋」や欄間彫刻「牡丹に錦鶏」などの日本一に出会えるのも嬉しい。
東頭山 行元寺: