久しぶりに木村好夫「ギター演歌」全54曲を聴いてみた。
その昔よく口ずさんでいた曲もあれば、初めて聴く曲もありで、非常に懐かしいと思うと
同時に、ギターの魔力に陥れられた感じを味わって楽しかった。
一口に演歌と言ってしまえばそれまでだが、女、男、男女、人生、恋愛、自然の厳しさ、
などなど生活に根ざした題材の曲もあり、意外と深い味わいを持っている。
このCDには歌詞カードはついているが、木村好夫氏のギターとシルバーホークオーケス
トラだけの演奏で歌は入っていない。だからこそだろうか、ギター演奏からほとばしるそ
の当時の思い出が蘇ってきて何故かしんみりと聴き込んでしまう。
演歌を歌う時の小節回しを、絶妙なギターテクニックで表現している木村好夫氏のギター
は、何と演歌にぴったりとはまっているではないか。
一番は丁寧に通常の伴奏で演奏して、二番はちょっとアレンジ気味にバイブレーションを
利かせてみて、三番になるともう演歌の小節がぐるぐると目が回ってしまいそう?
やはり演歌はギターだね♪♪♪
夕暮れ時、赤ちょうちんの下がる一杯飲み屋にBGMとしてこれが流れてたら、うっとり
としちゃうなあ♪♪