wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

アン、マン! / アン・リチャーズ

イメージ 11,イエス・サー・ザッツ・マイ・ベイビー
2,アン・オケイジョナル・マン
3,心安まる頃
4,マスカレード・イズ・オーヴァー
5,忘れられぬ君
6,あなたの心は
7,アンド・ザッツ・オール
8,魅惑されて
9,イーヴィル・ギャル・ブルース
10,ラヴ・イズ・ア・ワード・フォー・ザ・ブルース
11,ハウ・ドゥ・アイ・ルック・イン・ブルー
12,アイ・クドゥント・スリープ・ア・ウィンク・ラスト・ナイト

パーソネル:
アン・リチャーズ(vo)
バーニー・ケッセル(g)
レッド・カレンダー(b)
ラリー・バンカー(ds)
ジャック・シェルドン(tp)

1961年、米国アトランティック系レーベル、「アトコ」に録音


このCDの帯解説によると、
「ビッグ・バンド・シンガー、アン・リチャーズ。
スモール・コンボ(カルテット)をバックに新たな魅力を発揮した、アトコ・レーベルに残した唯一のリーダー・アルバム!!」
とある。

ジャケットの写真を見ても分かる通り、美人でもあり悩殺的なポーズをとっているが、それもそのはず、この写真はプレイボーイ・マガジンの1961年6月号の見開き4ページに載った写真でもある。

1955年スタン・ケントンに気に入られ楽団に参加したアン・リチャーズは、その後ケントンと結婚したが、当時のダウンビート誌の読者人気投票で「バンド・シンガー」部門で一位に選ばれている。それほどの実力の持ち主だった。

ちょうどこのアルバムを録音した時期にケントンとは離婚している。

日本にも2度ほど来日しているが、これほどの美人歌手がその後数奇な運命に翻弄され、1982年4月2日にハリウッドの自宅で拳銃自殺したのはもったいない気がしてならない。

さて、アルバムを聴いてみたが、3,5,6,11曲目がバーニー・ケッセルとのコラボでしっとりと歌い上げているのがいい。また、バックはピアノ・レスではあるが、ミュート・トランペットとの相性が抜群に良いのもすばらしいと感じた。