paradise / laurie allyn

1. ALL I NEED IS YOU
2. YOU GO TO MY HEAD
3. PARADISE
4. SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
5. EASY LIVING
6. YOU'RE SO BAD FOR ME
7. THE MORE I SEE YOU
8. I'LL NEVER SMILE AGAIN
9. SO IN LOVE
10. THAT'S WHAT A WOMAN IS FOR
11. WHERE ARE YOU
12. TAKE ME IN YOUR ARMS

Personnel:
Laurie Allyn (vocal)
Marty Paich (leader, piano, celeste)
Al Viola (guitar)
Red Mitchell (bass)
Mel Lewis (drums & percussion)
Don Fagerquist, Pete Candori, Frank Beach, Ed Leddy, Lee Katzman (trumpets)
Pete Carpenter, Herbie Harper, George Roberts (trombones)
Vince DeRosa (french horn)
Felix Slatkin, George Berres, Joe Chassman, Paul Shure, Irma Neumann,
Marvin Limonick (violins)
Alex Neiman, Alvin Dinkin (viola)
Eleanor Slatkin (cello)
Stella Castellucci (harp)

Recorded October 2, 4 and 5, 1957, Hollywood, CA

このＣＤももちろん衝動買いであることは明白だが、その前にやはりジャケットと帯解説に誘われたことは否めない。

高田敬三氏のライナーノーツによると、「ローリー・アレンは、不運な歌手だ。ベツレヘム・レーベルで幾多の名盤を作ったプロデューサー、レッド・クライドに見出され、彼が移った新レーベル、モードへ初アルバムを録音したが、その数ヶ月後に同レーベルが倒産してしまって、録音はお蔵入りになってしまい、Ｖ．Ｓ．Ｏ．Ｐレーベルが、２００４年にＣＤ化するまで約半世紀も陽の目を見なかった。」とある。

また、「幻のレーベル、ＭＯＤＥの中で最もレアだった美人シンガー、ローリー・アレン唯一のアルバムがついにＣＤ化！　レコード会社の倒産によりその素晴らしい歌声は長らく封印されてしまっていたが、５０年近く経た２００４年に埃にまみれた倉庫でそのマスター・テープは発見された。日本初ＣＤ化に際し彼女のラグジュアリーな写真を使ったスリーブも魅力。」とあってはもう購入しない訳はないだろう。

実際に聴いてみると、これがまた実に良い。
しっとりとして情感たっぷりと歌い上げているローリー・アレンの魅力が思う存分発揮されているアルバムと言えよう。