wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

♪♪マラソンの福士選手は頑張った♪♪

それにしても福士選手は頑張った。

聞くところによると福士選手のフルマラソンは初体験だったようだ。今回の大阪国際女子マラソン出場の

ために、エチオピアの高山で練習を積んできたらしいが、それでも30キロメーターぐらいまでしか走り

込まなかったらしい。

ハーフマラソン日本記録保持者の福士加代子に何が起きたのだろうか。レース後のインタービューで

「急に目の前が真っ暗になった」と言っているが、確かに30キロ過ぎから急にペースダウンを起こし

た。監督は「脱水症状による貧血」、「スタミナ切れ」と言っているようだが、初マラソン日本最高記録

が期待された快ペースから一転して失速した裏側に、何があったのだろうか。


それは福士加代子の監督を含めその取り巻きが原因だと見ている。ハーフマラソン日本記録保持者とは

いえ、フルマラソンは初参加である。それが序盤から飛ばしに飛ばして中間点では2位に1分55秒差を

つけ、25キロでは2分9秒もの大差をつけていた。テレビ観戦していたが、こんなに飛ばして終盤まで

持つのかと思ったが、案の定、結果は予期した通りだった。多分、福士はフルマラソンの恐ろしさを初め

て知ったのだろうと思う。


いまさらながら、つくづく思うが、多くの経験を積んでいる監督を含めてその取り巻きが、事前に戦術を

練らなかったのだろうか。私の知っている限り、相当な実力がなければ先行型は必ず失速する。30キロ

まで我慢、それからがラストスパートだと考えている。距離と時間との配分間違いで失速してしまったの

ではないか。実力はあったのに大変残念である。


でも、福士加代子は頑張った。

残念ながら良い結果は残せなかったが、福士は我々に何か大切なものを教えてくれた。

長居陸上競技場に戻って来てからでも3度倒れた。それでも無意識のうちに起き上がりなんとかゴールに

たどり着いた。監督は「止めてもいい」と言ったらしいが、福士の意地がそうはさせなかった。


あのテレビ放送で何人の日本人に感動を与えただろうか♪