やっとのことでテナー・サックス奏者、ティナ・ブルックス唯一のオリジナル・アルバム「トゥルー・ブルー」にたどり着いたことで、これからは数少ない貴重な記録を聴いていくことにしよう♬♬
1.バック・トゥ・ザ・トラックス
2.ストリート・シンガー
3.ザ・ブルース・アンド・アイ
4.フォー・ヘヴンズ・セイク
5.ザ・ルビー・アンド・ザ・パール
<パーソネル>
ブルー・ミッチェル (トランペット)
ジャッキー・マクリーン (アルト・サックス)
ティナ・ブルックス (テナー・サックス)
ケニー・ドリュー (ピアノ)
ポール・チェンバース (ベース)
アート・テイラー (ドラムス)
1960年9月1日、10月20日録音
このアルバムはブルー・ノート史上の”超幻の名盤”と呼ばれているものだが、どういう訳かお蔵入りになり、録音直後にタイムリーにはリリースされなかったようだ。
また、同時にティナ・ブルックスもその実力はあるものの、正当な評価をされていなかったようだ。だからCD化されるとなると、”超幻の名盤”などと呼ばれるようになったのは、これらの演奏を聴いてみると確かに明らかになる。
全5曲のうち3曲をティナ・ブルックスのオリジナル楽曲を提供していることから、テナー・マンとして演奏だけではなく作曲者としての才能を垣間見ることができる。