サラ・ヴォーン / ノー・カウント・サラ

1. 煙が目にしみる
2. ドゥードリン
3. ダーン・ザット・ドリーム
4. ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングズ
5. ヴァーモントの月
6. ノー・カウント・ブルース
7. チーク・トゥ・チーク
8. スターダスト
9. ミッシング・ユー

１９５８年録音

サラ・ヴォーンの歌唱力は無条件に天才肌だし、誰もが認めていて何も云うことは無いけれども、じっくりと聴いてみるとまた新たな発見がある？

それはかのサッチモにも共通して言えることだが、歌ないしはスキャットがもはやもう楽器に聞こえてくるから恐ろしい？

その真骨頂が如実に伺い知れるのがこのアルバム「ノー・カウント・サラ」の６曲目の「ノー・カウント・ブルース」だろう。

このアルバムは、カウント・ベイシーのいないカウント・ベイシー楽団との共演だが、ピアノのロンネル・ブライトやミュート・トランペットのサド・ジョーンズとの掛け合いが何とも絶妙で、インプロヴィゼーションの真髄を聴かされた思いだ。