wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

電車のつり革の話

最近の電車はよく混雑している。
会社へ行く前に周辺を散策することにしているので、ちょっと早く家を出るのだが、少しでも時間帯が遅れ電車に乗る時間が遅くなると、その混雑振りはピークとなり激しくなる。

ちょうど電車の入り口を入ったところの天井には12個のつり革がある。
良く観察していると、通常、乗客は電車の奥には行かず、入り口周辺に集まるくせがある。
これが混雑して来るに従って、否が応でも中へと押し込まれる。

電車通勤している会社人間は何処で混雑して来るかを心得ているが、中にはそ知らぬ振りをして携帯電話でメールやゲームに興じている人もいる。新聞や雑誌を広げて読んでいる人もいる。また、イヤホンからもれ聴こえるような大きな音量で音楽を楽しんでいる人もいる。最近ではカバンを持つこと無く、ベルトを自分の肩から前に掛け、お腹から腰辺りで支えている人が主流となっている。

さて、乗客で混雑して来ると電車内はどうだろう。
入り口近くの12個のつり革には誰一人としてつかまらない。電車に乗り込むと会社人間は疲れているのだろうか、眼をつぶり深い眠りに付く。一安心というところか?

何かの理由で急停車があったとしよう。案の定、瞬間、電車中央付近の乗客がみんなパニックだ。
携帯電話を楽しんでいた女子高校生らしき女の子は押されて、「きゃあっつ!!」と言いながら座っている乗客の膝の上の倒れこんだ。男達も「わあっつ!!」と言いながらそれぞれの足を踏みつけて互いの体がぶつかり合った。

何のためのつり革だろうか。誰のためのつり革だろうか。もっと利用してほしいと思っているつり革。
背の高い男達よ、もっともっとつり革を持ってあげようではないか。

電車に乗ったらその揺れに身を任せてばかりじゃなく、とっさの時に対応できるよう手すり、つり革につかまるようしたいものだ。女性達も意識すべきだろう。



とっさにテレサテンの「時の流れに身を任せ」という曲を思い出しました。

もしもあなたに会わずにいたら
私は何をしてたでしょうか
平凡だけど誰かを愛し 普通の暮らししてたでしょうか
時の流れに身を任せ あなたの色に染められ
一度の人生 それさえ 捨てることも構わない
だから御願い そばにおいてね
今はあなたしか愛せない