wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

初めての大相撲観戦 - 両国 -

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9月23日(土)の秋分の日に初めて両国国技館の大相撲9月場所観戦に行ってきた。

JR両国駅国技館寄りの改札に午後3時待ち合わせで国技館に向かったが、通りの両側は大勢の人だかりが出来ていた。ちょうど午後3時ごろからテレビでよく見る関取達が続々と到着するらしく、それが目的でデジカメや携帯を持って待っていた。

我々4人は、その人ごみをよそ目にいそいそと国技館の入り口に急いだ。この入り口がよく言われている正面木戸口で入場券を切ってもらっていよいよ国技館に入った。

中に入ると両側にいわゆる「お茶屋」さんと言われる沢山の案内所が並んでいる。入場券の裏側に印字されている案内所番号8の「お茶屋」さんに行き、若いイケメンのお兄さんに案内してもらった。このお兄さん達も呼出と同じような格好をしている。「お茶屋」さんだけに手に急須を持っての案内だった。何か古い時代から引き継がれている伝統文化に触れた瞬間だった。

案内された観戦場所は、桝席A(1階 東1扉)東4側7(テレビ画面に向かって左側)でなかなか良い席であった。もう既に十両の取り組みが進んでおり、勝敗が決まる度に大きな歓声が上がった。

うわ~、お相撲さんが大きい、その割りに土俵が小さく見える。土俵に向かって右側にテレビカメラがある正面、左側が向正面となっている。まだまだ2階はパラパラと空席が目立ったが、その内に満員御礼が出ることでしょう。

桝席は二人用、四人用とあり、四人用は大人四人だとちょっと狭い感じであぐらをかくと、膝と膝とがぶつかる始末だった。座って早々相撲には目もくれず飲み会に入った。ビール、日本酒(冷酒)、ウイスキー、ワインが飲み放題でつまみも有り余るほど出てきた。

十両の取り組みで印象に残った力士といえば、北桜(西十両4枚目、北の湖部屋広島市安佐北区出身、34歳)で堂々とした相撲っぷりだった。また、片山(西十両3枚目、阿武松部屋静岡県焼津市出身、27歳)の四股は足が垂直に上がり倒れてしまうのではないかと観衆を心配させるほどに見事な四股であった。角界でもこれほどの四股が踏める力士はそういないであろう。

そろそろ中入りで幕内土俵入り、横綱土俵入りと続く。

中入り後の取り組みは21取り組みで42名の力士が出てくるが、今日のお目当ては安馬(東前頭6枚目、安治川部屋、モンゴル・ウランバートル出身、22歳)で、今日の取り組みで負けると朝青龍の優勝が決まってしまう大事な取り組みだ。

高見盛のあのロボットのような動きに思わず「タカミサカリ~」と声援してしまったり、雅山(関脇、武蔵川部屋茨城県水戸市出身、29歳)は同郷のためかより大きな声援をしてしまった。両力士とも勝ってよかった。

いよいよ待ちに待った安馬栃東の取り組みだ。
呼出「拓郎」に呼び出された両力士は土俵に上がり、何回かの仕切り後、式守伊之助の軍配が返った。
はっけよい、のこった、のこった・・・
安馬の善戦は及ばず栃東の「突き倒し」に完敗した。これで朝青龍の18度目の優勝が決まった。

さて、結びの一番の千代大海朝青龍の取り組みだ。
呼出「秀男」の呼び出しで両力士が土俵に上がり、木村庄之助の軍配に両者待ったなし。
はっけよい、のこった、のこった。

ちょっと長い相撲だったが、朝青龍の表情がみるみるうちに厳しくなっていくのがわかった。
結局、千代大海の「素首落とし」に前のめりに落ちて惜敗。

一度は経験してみたいと思っていた、あの座布団が沢山宙に舞って私達の席にも降って来た。
明日は千秋楽だ。