wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

ウィントン・ケリー・トリオ / イッツ・オール・ライト! (2)

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1. イッツ・オール・ライト
2. サウス・シーズ
3. ノット・ア・ティアー
4. ポートレイト・オブ・ジェニー
5. ケリー・ロール
6. フォール・オブ・ラヴ
7. ムーヴィング・アップ
8. 山道を往く
9. エスカペード
10. ワン・フォー・ジョア
 
<パーソネル>
ウィントン・ケリー(p)
ポール・チェンバース(b)
ケニー・バレル(g)
ジミー・コブ(ds)
キャンディド(per)
トミー・レイ・キャリブ・スティール・バンド・・・#6のみ
 
1964年3月10日,11日、19日
ニューヨーク、ウェブスター・ホールにて録音
 
 
このアルバム「イッツ・オール・ライト」をアップするのはこれで二回目となるが、ご機嫌な良いアルバムはいつ聴いてもよいから仕方ない!!
 
ウィントン・ケリーがギターのウェス・モンゴメリーと共演してハードバップな丁々発止を演じたことは、あの有名なアルバム「スモーキン・アット・ザ・ハーフ・ノート」で聴くことが出来るが、一方このアルバムはギターにケニー・バレルとコンガのキャンディドを迎えたクインテットの演奏で、ラテン・リズム要素を加味したより軽快な演奏となっているのが良い。コンガを含めただけでこんなにも軽快になるとは思わなかった。
 
私はウィントン・ケリーのトリオ演奏も好きだが、カルテットやクインテットなど他の楽器をフロントに置いた演奏スタイルも好きだ。その理由は他の楽器に触発されたウィントン・ケリーの乗り乗りなアドリブにより、高度なテクニックとグルーヴ感を引き出してくれるからだ。
 
さて、ウィントン・ケリーだが、あの皇帝マイルス・デイビスに「ケリーは煙草に火をつけるマッチのような男だ。彼がいなけりゃ煙草に火がつかない。」と言わしめたように、当時から結構多岐に渡って沢山の共演者と演奏活動を行なっていたようだ。