wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

フィーリン・ザ・スピリット / グラント・グリーン

イメージ 11. ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ジー
2. ジェリコの戦い
3. ノーバディ・ノウズ・ザ・トラブル・アイヴ・シーン
4. ゴー・ダウン・モーゼス
5. 時には母のない子のように


<パーソネル>
グラント・グリーン(g)
ハービー・ハンコック(p)
ブッチ・ウォーレン(b)
ビリー・ヒギンズ(ds)
ガーヴィン・マッソー(perc

1962年12月21日録音




今日は朝からファンキーなCD「フィーリン・ザ・スピリット/グラント・グリーン」を聴いてしまった。

ファンキーな演奏といえば、ホレス・シルバーおじさんが挙げられるかと思うが、ブルー・ノートの中でもグラント・グリーンは別格だろう。

ソウル、ブルース、ゴスペル、ポップス調がかった中にファンキーさが加わった演奏が得意だからだろう。

ライナー・ノーツを書いている小川隆夫氏の「それでもホーン・ライクにバリバリとフレーズを重ねていくグリーンのプレイには、強くチャーリー・クリスチャンの面影が反映されていた。」っと言われるように、同じクリスチャン直系のバーニー・ケッセルタル・ファーロウとは全くそのスタイルが違っているようだ。

それが、このアルバム「フィーリン・ザ・スピリット」で体感できるからありがたい。



同じフレーズを何回も繰り返し、アドリヴに入っても繰り返す奏法が我々に心地よい印象を与えているし、何しろグラント・グリーンという演奏家への親しみを感じるのは私だけではないだろう。

2曲目の「ジェリコの戦い」では、ピアノのハービー・ハンコックが負けじとその繰り返しで応えており、8分超の演奏を盛り上げている。