wagamamakacchan’s blog

Music washes away the dust of every life. =Art Blakey=

サド・ジョーンズ・アンド・ヒズ・アンサンブル

 
<曲目>
1.ラスト・フォー・ライフ
2.アイ・ガット・イット・ザット・エイント・バッド
3.バラード・メドレー   
~フラミンゴ、イフ・ユー・ワー・マイン、  
アイム・スルー・ウィズ・ラヴ、ラヴ・ウォークト・イン~
 
<パーソネル>
1⃣ 2⃣
サド・ジョーンズ (トランペット)
ランク・フォスター (テナー・サックス)
ジミー・ジョーンズ (ピアノ)
ダグ・ワトキンス (ベース)
ジョー・ジョーンズ (ドラムス)
1956年12月24日、ニューヨークにて録音
 
3⃣
サド・ジョーンズ (トランペット)
ヘンリー・コーカー (トロンボーン
フランク・ウェス (テナー・サックス)
トミー・フラナガン (ピアノ)
1957年1月6日、ニューヨークにて録音
 
このCDはずっと以前に購入したものだが、タイトルの「ソニー・ロリンズ・プレイズ」にだまされてしまった。 
っと言うのは、最後のメドレーを含めて全6曲が全てロリンズの演奏だと思い込んで購入していたからだ。
購入した当初は余り聴いていなかった(忘れていたと言ってよいだろう?)と見えて、改めてこうして聴いてみると、ソニー・ロリンズクインテットはもとよりサド・ジョーンズクインテットおよびセクステットの良さを十分に堪能できるCDであることにいまさらながら気が付いた。
理由はというと、どちらも1956年から1957年の吹込みだが、当時のロリンズは若干26歳の若さだし、サド・ジョーンズも32歳という円熟を迎えた時期で、両者の通常のバリバリした演奏スタイルではなく、何となくゆったりとした泰然自若で堂々とした演奏を聴かせているのが良い。
特に、6曲目のバラード・メドレーは短いプレイながらそれぞれの個性を存分に出したソロとなっており、大変興味深い演奏となっている。