1.Aマイナーのブルース
2.ひとしれず(ワン・ネヴァー・ノーズ)
3.バグズ・グルーヴ
<パーソネル>
ジョン・ルイス (ピアノ)
ミルト・ジャクソン (ヴァイブラフォン)
パーシー・ヒース (ベース)
コニー・ケイ (ドラムス)
1974年11月25日ニューヨークにて録音
やっとのことでテナー・サックス奏者、ティナ・ブルックス唯一のオリジナル・アルバム「トゥルー・ブルー」にたどり着いたことで、これからは数少ない貴重な記録を聴いていくことにしよう♬♬
1.バック・トゥ・ザ・トラックス
2.ストリート・シンガー
3.ザ・ブルース・アンド・アイ
4.フォー・ヘヴンズ・セイク
5.ザ・ルビー・アンド・ザ・パール
<パーソネル>
ブルー・ミッチェル (トランペット)
ジャッキー・マクリーン (アルト・サックス)
ティナ・ブルックス (テナー・サックス)
ケニー・ドリュー (ピアノ)
ポール・チェンバース (ベース)
アート・テイラー (ドラムス)
1960年9月1日、10月20日録音
このアルバムはブルー・ノート史上の”超幻の名盤”と呼ばれているものだが、どういう訳かお蔵入りになり、録音直後にタイムリーにはリリースされなかったようだ。
また、同時にティナ・ブルックスもその実力はあるものの、正当な評価をされていなかったようだ。だからCD化されるとなると、”超幻の名盤”などと呼ばれるようになったのは、これらの演奏を聴いてみると確かに明らかになる。
全5曲のうち3曲をティナ・ブルックスのオリジナル楽曲を提供していることから、テナー・マンとして演奏だけではなく作曲者としての才能を垣間見ることができる。
1. クァドラングル
2. ブルース・イン
3. フィデル
4. アポイントメント・イン・ガーナ
5. ア・バラッド・フォー・ドール
6. ジャワ島
7. ストリート・シンガー
8. メロネーズ・ダンス
9. メディナ
#1,2,3
Donald Byrd (tp)
Jackie McLean (as)
Sonny Clark (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)
Recorded on January 18, 1959
#4,5,6,7,8,9
Blue Mitchell (tp)
Jackie McLean (as)
Tina Brooks (ts)
Kenny Drew (p)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)
Recorded on September 1, 1960
このアルバムは、前三曲はマクリーンの作曲による作品を2管編成のクインテットによる演奏で、残りがティナ・ブルックスのオリジナル3曲とマクリーンのオリジナル3曲を含めた6曲を3管編成のセクステットで演奏している。
同時期ティナ・ブルックスは後半のセクステットと同じメンバーで、ティナのリーダー・アルバム「バック・トゥ・ザ・トラックス」を録音している。
50年代後半から60年代前半は、傾向的にはハード・バップからモード奏法に移行する一方、他方ではR&Bやロックの台頭などによりアーティスト自身が自分の方向性に迷っていた時期ではあったが、マクリーンは既に独自の方向性を打ち出していたようだ。
この過渡期的なマクリーンの演奏を堪能できるのも嬉しい!!
≪PERSONNEL≫
TINA BROOKS (ts)(#1,2,3,4)
KENNY BURRELL (g)
BOBBY TIMMONS (p)(#1,2,3,4)
ROLAND HANNA (p)(#5,6,7,8)
BEN TUCKER (b)
ART BLAKEY (ds)
Recorded on August 25, 1959
このアルバムはその当時のジャズ・レーベル、ブルー・ノートの専属ジャズ・ギタリストだったケニー・バレルのリーダー作で、しかも取り巻きも超一流のメンバーでのライヴ録音だっただけに、否が応でもその盛り上がりに興奮してしまった。